2017年 お気に入りのアルバム25枚

25.徳永憲『信じるに値しない男』


24. Moonchild『Voyager』


23. キセル『The Blue Hour』


22. Courtney Barnett & Kurt Vile『Lotta Sea Lice』


21.Cornelius『Mellow Waves


20. Okada Takuroノスタルジア


19. ものんくる『世界はここにしかないって上手に言って』


18. The Seams『Meet The seams』


17. Thundercat『Drunk』


16. Tyler, The Creator 『Flower Boy』


15. Kevin Morby 『City Music』


14. SZA『CTRL』


13. 小田朋美『グッバイブルー』


12. JANE BIRKIN『BIRKIN/GAINSBOURG:LE SYMPHONIQUE』


11. 柴田聡子『愛の休日』


10. Wolf Alice『Visions Of A Life』


9. The Big Moon『Love In The 4th Dimension』


8. Alvvays『Antisocialites』


7. Nai Palm『Needle Paw』


6. Kamasi Washington『Harmony of Difference』


5. Bjork『Utopia』


4. LCD Soundsystem『American Dream』


3. Cigarettes After Sex『Cigarettes After Sex』


2. Perfume Genius『No Shape』


1. Father John Misty『Pure Comedy』


世のたくさんの人の声が可視化されると、自分の都合ばかりを押し付けているものや、ポリティカル・コレクトネスを盾にした当事者以外の怒りが目について、いつもギスギスしていたし、なんとなく心もささくれだっているような気がしたので、触れる表現はなるべく寛容で、ロマンティックで、すこしユーモアがあるものにしたかった。
すこしレトロなファーザー・ジョン・ミスティの音楽にはそれらがうまく描かれていると思った。

また年末に滑り込んできた徳永憲の新作に収められた「やさしき人」の歌詞にも、それに近いものを感じた。


誰もいなくなった公園で噴水が上がる 夕日を浴びて

君は横切り立ち止まる
噴水をすこし見てあげる


収拾のつかなくなるやさしさを どうしても捨てられないんだ
悩む時も 迷う時も 塞ぐ時も 病める時も 痛む時も 辛い時も
それだけが
自分の証だから


では皆様、良いお年を。