わくわくフェア学園白書『映画ゼロ年代ベストテン』（男の魂に火をつけろ！版）

「男の魂に火をつけろ！」の『映画ゼロ年代ベストテン』に参加します。よろしくお願いします。
http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20091108

「破壊屋」さんのサイトでも同趣旨の企画をされているので、そちらにも参加させていただこうと思っているのでその時と被らない形で10本選びました。こちらは見ていて、「圧倒された」、素直に「すごいなー」と思ったものにしました。

１. 『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド [DVD]

演出、演技、撮影、衣裳、編集などすべて完璧と思いました。映画のレベルが高すぎる。

２. 『ダークナイト』

ダークナイト 特別版 [DVD]

見始めてすぐに「これを何時間でもやってほしい」とおもい、終わるのが惜しいと思うほど全編楽しみました。ジョーカーの出てるシーンはどれも好きです。

３. 『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』

ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 コレクターズ・エディション [DVD]

「映画はここまでクオリティ上げれるんですよー」という力の入りまくった画作りに驚愕。映画の合格点のハードルをいきなり上げてしまったように感じました。

４. 『グラン・トリノ』

グラン・トリノ [DVD]

たぶんイーストウッド自身はそんなに力んで作ってないような気もするのだけど、しかし傑作。イーストウッドは自然に振る舞うだけですごいパンチを繰り出せるレベルにいるのだと思う。若者には絶対作れない映画だと感じました。

５. 『殺人の追憶』

殺人の追憶 [DVD]

完成度としては『母なる証明』の方が上なのかもしれませんが、これを見たときの衝撃は大きかった。今の日本人監督は太刀打ちできないというか、世界的にトップレベルの監督だと思います、ポン・ジュノ。あとドロップキック。

６. 『トゥモロー・ワールド』

トゥモロー・ワールド プレミアム・エディション [DVD]

長回しの構成力、またその生々しさにビックリ。特にジュリアン・ムーアのビックリシーンからバイクの転倒までは本当に凄いです。いっけんありえない設定に説得力を持たせた世界観の作り方も素晴らしいと思いました。しかもロケなのに。

７. 『ミスト』

ミスト [DVD]

小説を読んで想像した世界観がきちんと映像化されてると感じました。希望をもつことはまた絶望への入り口でもあるという悪意にしびれました。

８. 『宇宙戦争』

宇宙戦争 [DVD]

ディザスタームービー、モンスタームービーとしてもゼロ年代最高の1本だと思います。冒頭の親子のキャッチボールだけでイヤな感じを強烈に匂わせてしまう演出力はさすがだと思う。

９. 『レクイエム・フォー・ドリーム』

レクイエム・フォー・ドリーム [DVD]

人はどこまで堕ちていくのか。映画が進むにつれて、それには底がないように感じてしまう不安。ホラー映画よりも、ホラーの深淵を覗こうとした1本。また当時流行っていた編集テクニックの使い方もばっちり決まっていたと思う。

1０. 『メメント』

メメント [DVD]

監督の思うつぼに全部ひっかかってしまう情けなさと、その快感を味わいました。