2012年のアイドルポップス お世話になった10曲

小学生の時から音楽は好きで良く聞いているのですが、今年ほど「アイドルポップス」を聞いて現場に通った年はなかったです。まだ知らない世界があることが新鮮でしたし、楽しかったです。こんなにヴォーカルがでかくmixされてる音楽ジャンルもないだろうし、オマージュの仕方などもロックやヒップホップとはまた違う解釈が行われていて興味深く聞く事ができました。そして普通にいいなと思う曲もたくさんありました。以下は今年良いな、と思った10曲です。


10. lyrical school『そりゃ夏だ!』

前身のtengal6もlyrical schoolも、線は細いながら曲はいいですね。歌詞も女子の心情がうまく掬い上げられてるように感じます。特にこの曲は日本の夏!感も出ていてすごく好きです。「Drums Please!」のかけ声からわくわくします。今年はリリカルTシャツを着たおす一年でもありました。


9.BiS『primal. 』

ちょっとエモーショナルに寄り過ぎてる気もしますが、弱ってる時に聞くとグッときたりします。


8.私立恵比寿中学『スターダストライト』

エビ中はふざけてるようで、シングルもアルバムもいっぱいいい曲があるなと改めて気付かされた年でした。この曲は最初聞いたときはそんなにピンとこなかったのですが、ライブを見ているうちにだんだん好きになっていきました。ユニゾンコーラスが気持ちいいです。


7.9nine『White Wishes』

9nineはあまり知らなかったのですが、この曲は素晴らしいなと思いました。字余りながらも美しいメロディーライン。特に後半のピチカートアレンジからの流れは絶品だなと感じます。


6.おはガールちゅ! ちゅ! ちゅ!『こいしょ!!!』

いきなりオープンに開かれたドキャッチーなメロディ、何より「こいしょ!!!」というワードの発明が素晴らしいです。キャッチーなメロディって簡単に作れそうで、ここまで頭の中を何度もグルグル反芻させるようなものはなかなかないですよね。強力。


5.私立恵比寿中学仮契約のシンデレラ

雑然としてるようで、非常に計算高くコンパクトにまとめられたポップソングだと思います。プロの仕事だと感じます。そして何より楽しい。


4.東京女子流『大切な言葉』

女子流は今年もいい曲をたくさん繰り出していましたが、個人的にはこの曲がベストでした。モータウンのカタログに載せてもいいです(って怒られそうかな)。


3.さくら学院 科学部 科学究明機構ロヂカ?『サイエンスガール▽サイレンスボーイ


アイドルポップスで唯一気になるのは、好みのギターサウンドがある曲が非常に少ないことです。この曲は出だしのディレイの使い方から、おっ!と思わせるものがありました。テクノ風味もありながら、生音をエディットしまくるサウンドメイキングの感触も気持ちいいです。


2.さくら学院『FRIENDS』

さくら学院らしいまっすぐな歌詞と、合唱ヴォーカルのメロディが美しい名曲。ファンにとっては感動的なPVは、今年いちばんグッときたPVです。


1.Negicco『あなたとPop With You!』

この曲を聴いて嫌な気分になったことはないですね。ポップソングとしてこれはすごく重要なことじゃないでしょうか。爽やかなメロディにNaoちゃんの鼻にかかったヴォーカルが乗ると、ちょっとだけ切なさも加わって完璧です。Negiccoは下積みのドラマもありながら、現場の多幸感もすばらしく、動員がまだまだ厳しくてもいつか武道館に行って欲しいと本当に応援したくなるグループです。