映画感想

2016年 好きな映画BEST10

今年はそんなに本数を見れませんでしたが、そんな中で見れてよかったなと思う、10本です。 1. イット・フォローズ セックスをすると「それ」が追ってくる、という興味の引き方がすごいB級っぽいなと思って見てみると、もちろんホラー的な恐怖演出もよく練ら…

2015年 好きな映画BEST10

ここ数年はアイドルさん現場に時間を割くことも多く、映画を見る本数も減りがちだったのですが、今年はさすがに映画を見る時間をもう少し取りたいと思い、意識的に時間の使い方を映画の方にシフトしたりしました。それでも見たいものはまだまだたくさんある…

『SUPER 8/スーパーエイト』(J・J・エイブラムス)

『SUPER 8/スーパーエイト』を初日、新宿に観てきました。 JJエイブラハムが、『ET』『未知との遭遇』のオマージュ映画をスピルバーグと一緒に撮るということで、期待度で言えば今年ダントツ。わたしもスピルバーグの映画を見て育った子供でした。『ET』は…

『(500)日のサマー』

『(500)日のサマー』をみました。 なんと夏が500日続きました! という話ではなくて、主人公の男の子が、「サマー」という女の子と過ごした500日を反芻する物語であった。とてもよかったです。 サマーをズーイー・デシャネルさんが演じていて、たいへんキ…

『カールじいさんの空飛ぶ家』

3D吹替上映でみました。 僕が3Dの映画をみるのは、おそらく83年の『ジョーズ3』以来であって、ということは、僕は26年ぶりに3Dメガネを装着したことになる。26年ぶりの3Dメガネを手にしてとてもわくわくしましたが、いざ装着してみるとメガネはたいへん大き…

『美代子阿佐ヶ谷気分』

1970年代に『ガロ』などに作品を発表していた漫画家・安部愼一と、阿部の彼女で後に妻となる美代子の物語。主人公の安部愼一を水橋研二、美代子を町田マリー、『ガロ』で阿部を担当する編集者を佐野史郎が演じている。 映画は良かったです。まず構成が面白か…

『扉をたたく人』

僕が映画を観たり、本を読んだりする一番の理由は、他者と出会いたいからだ。自分にはない価値観や知らない世界を見て、世界は広いということを知りたい。変わらない毎日を過ごしていると、客観的に見て自分はどうなのか、今やってることが何なのかを知りた…

『人生に乾杯!』

1950年代後半、労働者階級と伯爵令嬢という身分の差を超えて結ばれてから半世紀、ブダペストの集合住宅に暮らすエミル(エミル・ケレシュ)とヘディ(テリ・フェルディ)夫妻は年金受給もままならず、苦しい生活を送っていた。ある日、2人の大切な思い出がつ…

『ディア・ドクター』

山間の小さな村のただ一人の医師、伊野(鶴瓶)が失踪した。村人たちに全幅の信頼を寄せられていた伊野だったが、彼の背景を知るものは誰一人としていなかった。やがて刑事が二人やってきて彼の身辺を洗い始める——。失踪の2か月前、東京の医大を出たばかりの…

『愛を読む人』

1958年のドイツ。15歳のマイケルは、具合の悪いところを助けてくれた21歳年上のハンナ(ケイト・ウィンスレット)と恋に落ちる。だが、ある日、ハンナは姿を消してしまう。8年後、2人は戦時中の罪を裁く法廷で、見学に訪れた法科大学生と、裁かれる被告人…

『レスラー』

『レスラー』は、80年代には人気があったけど、今は年も取って地方の小さな団体で侘しくプロレスをやっているレスラー、ランディの話。ミッキー・ロークが演じている。 さんざん試合をやっているのに、トレーラーハウスの家賃も滞納するほどの生活。それは長…

『チェンジリング』

『チェンジリング』は、シングルマザーのアンジェリーナ・ジョリーの一人息子が誘拐されてしまう、という前情報しか持たなかったのが幸いして、ストーリーを存分に堪能することが出来た。ストーリーというか、これが実話というのが信じられないくらいヘヴィ…